2017年3月25日 (土)

志賀直哉「小僧の神様・城の崎にて」

短編が18編入っています。
志賀直哉は「暗夜行路」をだいぶ前に読んで、読めないな、と投げ出しました。
数年後「小僧の神様」を読んで、すごいな、と思いました。
この短編集も前半はすごいな、と思うものが多いのですが、
後半はなんだこりゃ、というものもありました。
「小僧の神様」はやっぱり良いですね。



2017年3月21日 (火)

夏目漱石「草枕・二百十日」

グレン・グールドが愛読していたという「草枕」。
ちょっと難解だけれど、2回目の方が少し理解が進みました。
画工なんのに1枚も絵を描きません。
「二百十日」は阿蘇山に登る話です。
二人の掛け合いが面白い。
でも大きな野望があります。
いろんな感情を持つ作品です。



2017年3月17日 (金)

岡村知彦「飛脚かがり」

岡村氏には小学校のときにスケートを習いました。

数年前、会話する機会があり、武田信玄のかがり火のことを聞きました。
自分の無知を恥ずかしく思うと同時に、すごいことだな、と思いました。
実家にこの本があったので、引っ張り出してきて読みました。
長野県佐久地方を知る意味で良い本だと思います。
またこれだけの調査をするのは容易なことではありません。
すごいです。
内容
・烽とかがり飛脚
  甲府の武田屋敷へ第一報を烽火によって伝えていた。
  佐久平にあるその場所を突き止めます。
・碓氷旧道考
  碓氷峠の旧道はどこにあったのか、現地を歩いて見つけ出します。
・碓氷山系にみる古代道痕跡
・一里塚小史
 追分の一里塚が何番目かを再考します。
・浅間根越しの一里塚と古宿場
 軽井沢宿、追分宿がかつての姿を想像します。
・中山道追分宿枡形考
 追分宿に枡形があったことは分かっていますが、その実像はいかに。
 なるほど、と思う結末です。
・佐久の近世念仏塔
 以下、佐久地域にある仏像から考察します。
・寒の坊
・玉吉残像
・真楽寺の石造文化財

2017年3月11日 (土)

飯間浩明「辞書を編む」

最近ことばや辞書に興味があり、いろいろ読んでます。
三浦しをんさんの「船を編む」は物語になりすぎてしまって、少し辞書つくりの部分が物足りませんでした。
この本はそのニーズを満たしています。
ことばに対する愛がなければ辞書の編纂はできません。
飯間氏をはじめ、編集委員の皆さんの努力に敬意を表します。
辞書は大切です。紙の辞書を買うとデジタルも使えるようになるといいなぁ。



2017年3月 7日 (火)

ポール・オースター「偶然の音楽」

確か前回はナッシュと同じ年齢のときに読んだ記憶があります。
もうだいぶ前のことです。
そのときも面白いと思ったのですが、今回も同じように面白く読みました。
誰にでもこういう人生になる可能性を秘めているのではないでしょうか。
昔ジュビロにいた奥選手の人生をちらっと思い出しました。
こつこつと何かを積み上げるような時期って必要ですね。



2017年3月 2日 (木)

カズオ・イシグロ「日の名残り」

10年近く前に一度読んで、面白い本だな、と思いました。
先日ブックオフで見かけたので手にとって見てみました。
本にかなり書き込み(傍線や丸印)があり、それらにも惹かれて購入。
やはり良い本は何度読んでも良いものです。
時代設定、登場人物、舞台、全てが必要であり、十分な条件です。
言葉遣いも独特です。訳者も苦労されたのでは。
タイトルも秀逸です。



2017年2月25日 (土)

「天風先生座談」

中村天風さん、すごい人ですね。
波乱に満ちた人生ではないでしょうか。
インドでの悟りへの過程が非常に興味あります。
前向きに生きなければいけません。



2017年2月23日 (木)

パール・バック「大地 (4)」

最終巻、ついに終わりました。
長かったけれど、面白かった。
1900年代初頭の中国を知っている著者だから書けた物語だと思います。
貧しかった王龍の勤勉さ。
子、王虎の豪快さ。
孫、王淵の繊細さ。
孫が少し祖父の時代に良さを感じている部分に救われます。
人間ってそういうものかもしれません。
4巻の終盤は現代の小説を読んでいるようでした。



2017年2月20日 (月)

パール・バック「大地 (3)」

ついに3巻まで終わりました。
第二部 息子たち から 第三部 分裂せる家 の途中までが3巻です。
第二部では王虎が、第三部では王淵が中心となります。
王龍の孫の時代まで来ました。
王龍が築きあげた富を、息子たちがうまくつなぎます。
一人は商人、一人は武力で。
できれば王龍のように自然の恵みを大切にしてもらいたい、と思いながら読みました。
いよいよ最終巻です。



2017年2月16日 (木)

坂本光司「利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか」

「大地」の合間に復習です。
坂本教授の本は本当に勉強になります。
何度読んでもいいですね。
中小企業の方はぜひ読んでください。
経営者でなくとも参考になるかと思われます。
間違いの無い道だと思います。



«パール・バック「大地(2)」