2017年7月24日 (月)

大崎善生「いつかの夏」

新聞の書評で、大崎氏が「もうこれで最後かな」と、執筆活動の集大成を思わせる内容があり、読む気になりました。
大崎氏のノンフィクションは初めてです。
この本は意義があるのではないか、と思いました。
徹底的に被害者寄りの視点で書かれています。
磯谷さんの半生を通じどんな人だったのか理解できます。
そしてなぜこのような犯罪がおきてしまうのか。
現在の社会にも問題が潜んでいるのではないでしょうか。
そこをなんとかしないと繰り返されてしまう気がします。

生々しい表現があるので、苦手な人は読まない方が無難です。



2017年7月17日 (月)

司馬遼太郎「坂の上の雲 4」

やっと半分程度終了でしょうか。
長いのですが、面白い。
4巻は黄海海鮮、遼陽、沙河、旅順等の戦いです。
陸軍はこの頃から太平洋戦争終了まで変わらず、だから戦争ばかりしてしまっていたのではないでしょうか。
現代の戦争では海戦というのはありえるのでしょうか。
難しそうですが、それだけ知恵の絞り甲斐がありそうです。



2017年7月11日 (火)

司馬遼太郎「坂の上の雲 3」

日本政府は日露戦争には消極的だったんですね。
兵力の違い、予算の違いから劣勢は明確でした。外交による解決を最後まで模索していたようです。
外交でけでは解決できなかったのは時代だからでしょうか。
劣勢だからこそ工夫をします。お金が無いから頭を使います。
現代だからこそ、外交に工夫を期待します。



2017年7月 9日 (日)

司馬遼太郎「坂の上の雲 2」

2巻の終わりはこの頃のロシアについて。
どのような経緯で日露戦争に至ったか。
日清戦争も日露戦争もこんなに細かく知ることは今までありませんでした。
それにしてもピョートル大帝、すごいですね。
正岡子規と真之、漱石との交流も心温まります。
正岡子規はその短い命を懸命に燃やしています。



2017年7月 7日 (金)

紙屋高雪「どこまでやるか、町内会」

非常に分かりやすく理論的に構成しています。
目的が明確で、それに対する方法も自ら実践されていますし。
浜松には浜松祭りがあり、自治会がそれに関係しています。
自治会費の半分くらいはお祭りの予算ではないでしょうか。
お祭りに出なくても寄付はほぼ強制、班長は参加しなくても公会堂の留守番などの役割があります。
ちなみに自治会費は1,000円/月。寄付は1口3,000円。
調べてみると全国的には500円以下が半分以上ですね。
ゴールデンウィーク(浜松祭り)になるとなんで寄付までして、他人の飲酒代を出し、夜の騒音に耐えなければいけないのか、って思っています。
祭りさえなければあまり自治会の負担は無いと思います。
来年2回目の班長が回ってきます・・。


2017年7月 5日 (水)

北野武「新しい道徳」

著者は、学校の道徳教育について、本当にそれで良いのか、という疑問から訴えます。
でも道徳は必要なものだとも認識があります。
そもそも道徳という言葉が一人歩きしてしまい、都合よく解釈しているために起こっている問題ではないでしょうか。
結局、寛容とか思いやり、とかが必要なんだと思います。
面白く読みました。



2017年7月 3日 (月)

森まゆみ「暗い時代の人々」

新聞の書評で紹介されていて興味を持ちました。
共謀罪が強行採決されてしまった今、本当に似た時代になってしまったと思います。
戦争が全面的に賛成されてしまった世の中でも、正しいことをやっていた人たちがたくさん居たのは救いです。
みんな逮捕歴があります。現代でも正しいことを主張することで逮捕される人間が出てきそうです。
それでもみんなで正しい声をあげましょう。
昨日の東京都議選は第一歩です。



2017年6月27日 (火)

堀井憲一郎「若者殺しの時代」

内容は、筆者が過去を振り返り、それにデータを若干添付し、主観客観の両方から考察を加えています。
雑誌、ドラマ、ミステリー小説等を細かく調べているのは面白い。
タイトルと内容が若干マッチしていないようにも感じます。
資本主義の行き過ぎを警告し、若者が一番それに巻き込まれやすい、といえばわかりやすいでしょうか。
10年以上前の本ですので、今読むのはちょっと遅すぎます。
そんな時代だったよな、と40歳以上の人は懐古できるかもしれません。



2017年6月23日 (金)

司馬遼太郎「坂の上の雲 1」

先日日本の歴史を読んでいて、正岡子規と秋山真之と親交があったことを知りました。
この本を読むべき時がきたのでは、と思った瞬間です。
物語は秋山兄弟、正岡子規の幼少時代から青年時代を中心に進みます。
1巻の最後は日清戦争です。
この頃日本の人口は3500万人くらい。
江戸時代はついこの間。
なぜ勝ってしまったのか。
司馬さんの視点が冴え渡ります。

「世間にはいろんな人間がいる。笑って腹中に呑みくだすほかない」



2017年6月14日 (水)

ヘンリー・D・ソロー「森の生活」

購入して5年くらい経っちゃいますでしょうか。
読み始めてからも3ヶ月くらいかかりました。
他の本を読んでしまったりして。

ソローさんが2年ちょっと、森の中の小さな小屋で生活をすることになりました。
どうしてそうなってしまったのか、そしてその生活はどうだったのか。
1800年代なので現在とはいろんな環境が違うと思いますが、その思想は今でも新鮮です。

ソローさんは非常に勉強家で、ギリシヤ神話、論語、歴史からいろんなことを引用します。
そのためかちょっと難しいし、本当の理解には至りません。
それらを差し引いても興味深い内容だと思いました。

魂が必要としているものを購入するのに、金銭などは必要ないのである。



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